7月14日(日)に開催された第20回東京都作業療法学会で日本作業療法学生連盟(JAOTS)のブースを出展させていただきました。
そこで臨床に出ている先生方に学生が持っている疑問をアンケートにしてご回答いただきました。たくさんの先生方が協力してくださり、50以上の回答が集まりました。ご回答くださった先生方ありがとうございました。
今回のブログでは、ご回答いただいたアンケート結果をブログをご覧の皆様に共有させていただきます。
東京都作業療法学会で答えていただいたご質問は、「学生のうちにやっておいてよかったこと・後悔したことは何ですか」と「クライエントと関わる上で大切にしていることは何ですか」の2つです。
アンケート結果を私たちなりに3つに分けてまとめてみたので、ぜひ最後までご覧ください!
大学の勉強はもちろん、学生のうちから専門知識を深めたり、臨床やそれに近い環境での経験、今後を見据えた様々な練習や参加をする事もとても大切で、やっておいて良かったと考えている人が多かった一方で、アルバイト・趣味・サークル・ボランティアや遊びなど、色々な事に参加し多くを経験することや、友達や仲間などいろんな関わりを持つことで人として成長する事が、人生と作業を対象とするOTとしてやっていて良かったという意見もとても多かったです。
また、やりたい事・やるべき事をやる為の体力や気力、貯金なども早いうちから気を使っていて良かったと言う人もいました。
私は、「経験を積むこと」が大切という意見が強く残りました。先生方にお話を伺うと、「作業を支援する職業だから、色々な作業を経験することは、今後の臨床に活きてくることがたくさんある」との事でした。このお話を聞いて、自分はまだまだ経験が足りていないなと感じたので、自分がこれまでやりたいと思っていたことや、興味を持ったことから、チャレンジしていきたいと感じました。
1番多かったのは勉強ですが、国試勉強や基礎知識の勉強、クライエントセンタードな考え方など、臨床に出る前にもっと学んでおけば良かったという人もいれば、旅行や遊び・リハ助手のバイトなど様々な経験に時間を使えばよかったという人もいたり、悔い無しという方もいらっしゃいました。
また、早くから行動すべきだったという意見もあり、何かだけになって、他を蔑ろにしないように気をつけなければいけないと感じました。
すでに私も1年生のときもっと勉強しておけばよかったと後悔しています。今が1番勉強をできる時間がある時だと思うので、作業療法の魅力をもっと知れるように、多くの人を支援できるように、勉強していきたいなと思います!
今回のアンケートでは、大きく分けて5つの回答が得られました。
1つ目の共有・協働では、クライエントと同じ立場で関わっていくことを大切にしているという意見が挙げられました。
2つ目のクライエントの理解では、クライエントのことをよく知り、関係を構築していくことを大切にされている方が多かったです。
3つ目のコミュニケーションでは、姿勢や接し方・言葉遣いなどクライエントと関わる上で、さまざまなことを意識しているそうです。
4つ目の尊厳・尊敬・尊重では、クライエントの気持ちやペースに合わせた関わり方を考えているそうです。
5つ目のその他では、バイアスや前提などを意識せずに関わることや、聞くことと伝えることのバランス、作業と文脈を結びつけられるかどうかなどの意見が挙げられました。
私は全ての回答で、「クライエントのことを想い・考えて関わっていくことが大切」だということを伝えてくださっているように感じました。今後の実習や臨床に出た際に、「もし、自分がクライエントの立場だったらどのようにしてもらえると安心できるか、信頼できるか」など、自分の視点だけではなくあらゆる人の視点で考えながら関わっていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?
ブログをご覧の皆様も、先生方のご意見を参考にして、これからの学生生活や臨床に活かしていきましょう!
重ねてになりますが、第20回東京都作業療法学会関係者の皆様、そしてアンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました。
今後ともJAOTSをよろしくお願いいたします!
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