はじめ
9月21日(土)21:00~22:30に日本作業療法学生連盟(JAOTS)イベント「高齢期作業療法講演会」を開催いたしましたので、その感想ブログを書かせていいただきます!
(編集者:小山田)
今回は大阪公立大学で認知症関係の研究や臨床でご活躍されている田中寛之先生にお越しいただき、ご講演していただきました!
講演内容としては、田中先生が認知症を研究対象とした理由や認知症患者に関する作業療法の研究を主にお話していただきました!
参加者には作業療法学生に関わらず、理学療法学生の方々にもご参加いただき、認知症患者の関わり方や介入方法についてもお話していただき、作業療法分野にとどまらず幅広い医療学生にとって大変有意義な時間となりました。
そして、今回は実際に「高齢期作業療法講演会」に参加した僕とJAOTS理事2人の感想をブログをまとめましたので、是非最後までご覧ください!
1人目 小山田 幸広
認知症患者の進行経過や個別性に合わせた介入や環境・目標設定の重要さが学べました。また、OTRが認知症患者に対して経験則や知識から行っているコミュニケーションがOTSや新卒にも反映されるというAI分析が凄いと感じました。学生の立場からしても、適切なコミュニケーションを対象者に行えるのは安心感につながると思いました!
2人目 高見 さくら
田中先生のご講演で、認知症は「疾患」ではなく「状態」を示すということを教えていただきました。また、重度認知症のQOLには焦燥感(agitation)の重症度が非常に密接に関わっており、焦燥感(agitation)に対する非薬物的介入の短期的効果に関する論文結果も示していただき、重度認知症に対する作業療法の力が実際に結果として現れていることを知りました。重度認知症に関してはまだまだエビデンスが少なく、データを収集して患者さんの個別性に合わせたケアができるようシステムを作られているとの事で、今後の作業療法士としての可能性をたくさん感じることが出来ました。ありがとうございました。
3人目 藤田 陽
田中先生のご講演を聞いて、その方に合う接し方がAIによって予測される新たなツールの開発についてや、重度認知症の中でも、点数をつけることのできる検査など、学校の授業では学ぶことのできない内容を学べて、さらに認知症に関して興味が湧きました!
おわり
有難いことにJAOTSイベントでは様々な先生がご講演してくださっています!
その内容や様子は他のブログにまとめているので、興味がある方はぜひご覧ください!
今回参加してくださった、作業療法学生や理学療法学生の皆様、そしてお忙しい中ご講演くださった田中先生ありがとうございました!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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